大阪デート最終日。
今日はノンビリすることにしました。



今回の滞在中、きゅきゅはご飯を作っていません。
「最終日くらい作るかー!」 と気合を入れていると

『今日はオレがカレーを作るよ。』 とだりお。


…いいの?
きゅきゅ何にもやってないよ。
洗い物はしてるけど…。

そう言っても
『いいの!きゅきゅは来てくれたんだから、オレが手料理を振舞うの!』 と言ってききません。
なので、お言葉に甘えることにしました。




昼前、材料の買出しに自転車で出発。
以前にも行ったちょっと遠くのスーパーまで買出しです。

だりおがこいできゅきゅが後ろで立っていたのですが、汗だくになってきただりお。
途中で交代することにしました。

車道は車がビュンビュン走っているので、歩道を走ります。
ふぅふぅ言いながらこいでいると、歩道のまん真ん中に電柱が。
きゅきゅは左側に避けようとハンドルをきります。
しかし、だりおは右側に避けようと後ろで体重を右にかけました!


結果……




電柱に正面衝突ッ!




コントですかっ?!

というツッコミが入りそうなほど、見事な正面衝突。
そりゃ、お互いに反対方向に体重をかけていたら自転車はどちらにもいけないですネ…(苦笑)。

幸い、自転車は無事でした。
きゅきゅは右手の小指をすりむき、だりおは左のすねをすりむきました。



こんなに息が合わなかったのって初めてじゃない?!
どんなときだって、ふたりはうまくやってきたのに…。
ショック!

だりおも『きゅきゅと息が合わなかったなんて初めてじゃん…』 とガックシ。


とりあえずお互いの傷を確認しあい、ちょっちょっとツバをつけて消毒完了。
なんて野生的なふたり(苦笑)。






帰宅後、ごろごろビデオを見た後は、カレー作り開始です。
帰りの時間も気にしなければならないので、きゅきゅも手伝おうと申し出るのですが

オレがひとりで作るからいいの!きゅきゅはあっちで遊んでて!

と、台所から追いやられてしまうんです(涙)。
ひとりでポツンとテレビを見てるなんてさびしすぎる…。

「ひとりじゃやだ〜。かまえ〜。」 と、煮込んでいるだりおの背中にピタッと貼りつくきゅきゅ。



すると、だりおがポツリと言いました。

…きゅきゅはオレのコト好き?


いきなりの質問でビックリです。

「そりゃそうさ!こうやって『かまえーかまえー』ってまとわり着くくらいだもん!」 と答えると

『オレが欲しい答えとちがう〜。』 と悲しむだりお。

どうやら「うん♪大スキ♪」という可愛らしい返事を期待していたようです(苦笑)。
というわけで、仕切りなおし。




『きゅきゅはオレのコト好き?』

「うん!大スキ♪」

バッチリです。しかし、だりおの質問はまだまだ続きます。


『ホントに?だって、オレ、手伝おうとするきゅきゅに対して「あっちで遊んでて!」とか言っちゃうようなヤツだよ?』


うーむ…。
それはたしかに。
でも……


「そうは言っても本気じゃないの知ってるし。だりおが優しいのだって知ってるもん。だから言われても平気。大スキ♪

そう言うきゅきゅに、『きゅきゅ、えらいねぇ。』 と他人事のようなだりお。


でもちょっぴり不安になってしまいました。
『きゅきゅはオレのコト好き?』 とだりおは訊いたのですが、【は】ってなんかヘンじゃないかなって。


もしかしてだりおはきゅきゅへの愛がさめた…とか?!



ドキドキしながらだりおに訊ねてみました。

「だりおは?だりおはきゅきゅのコト好き?」 と。

すると

『好きだよ。だから聞いたんだよ。』 と即答してくれました。



だりおによると…
カレーを煮込みながらボーっと考えたそうなのです。

『…オレ、本当にきゅきゅのこと好きなんだなぁ…』 と。

3日間べったりと過ごしていたわけなのですが、まったく気にならなかったそうです。
1ルームの狭い中で、ずっと過ごしていたら多少は気になるところなどもでてくるかなとだりおは考えていたそうです。
けれど、きゅきゅが好き勝手に行動していても気にならない。
それが自分でもすごいなと思ったそうなんです。



「……それって、わたしがいてもいなくても変わらないってことじゃないですか?ぷぅ〜。」 と拗ねると

『ちがうよ〜。きゅきゅは空気のような存在だなってことですよ。自分にとって必要で、なおかつそばにあってもまったく気にならない、ってこと。』 とフォローするだりお。

あんまりフォローになっていないような気はしますけれども…(苦笑)。



でもまぁ、だりおはこれから一緒に生活する上できゅきゅとだったら問題なくやっていけそうだと思ってくれたようなのでよかったです。
マイペース人間のきゅきゅは、だりおの部屋だからといって気を使っていなかったんですけれども。
きゅきゅ自身気を使わずに生活していて、だりおのペースを乱さなかったようなので一安心♪







だりお特製チキンカレーを食べた後、きゅきゅは出発することになりました。
だりおが新大阪の駅まで送ってくれます。

前回、新幹線のホームまで見送ってくれただりおに大泣きしてしまったきゅきゅ。
今回はホームまで見送ってもらうことを辞退しました。
新大阪の新幹線改札口で別れることに。



改札口では同じような境遇のカップル達が何組も別れを惜しんでいます。
笑顔で「またね!」と手を振って別れるカップル。
名残惜しげに話し続けるカップル。
いろんなカップルがいました。

でも


泣いているのはきゅきゅだけでした…



ポロポロポロポロ涙が止まりません。
まったくの無意味でした。


散々ぐずってからだりおから離れました。
だりおが見送ってくれているといつまでも離れられないので

「わたしが離れたらだりおも一緒に離れてね。」 と言ったきゅきゅ。

泣きながら20メートルほど進んだでしょうか。
後ろを振り返るとまだだりおがジッとこちらを見て手を振っていました。
それを見てしまうともうダメ。
身体が勝手にだりおへ向かってしまうんです。




トコトコ歩いて戻るきゅきゅに、忘れ物でもしたかと焦るだりお。

『どうしたの?』 と訊ねるだりおに

「……だって、だりおがいるから…」 と理由にならない理由を言うきゅきゅ。



せっかく離れられたのに、またしても泣いて離れられないきゅきゅ。
新幹線の発車時間までもうすぐです。

「今度こそ行くから。だりおもすぐに離れて。そうしないとダメだから。」 と泣きながら言うと

『わかった。』 と頷くだりお。


だりおから離れて後ろを振り返ると、だりおも改札から離れるところでした。
仕方ありません。
とうとう大阪デートは終了。



3日間、本当に楽しくて幸せでした。
でも、どうしてこんなに別れ際にぐずっちゃうのかな…。



次に会えるのは2週間後の予定です。
早く2週間が過ぎますように。

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