ぽかぽかと暖かい日差しの中で、だりおと手をつないで歩いているとそれだけで幸せになってきます。


歩くのがヘタなきゅきゅを、『きゅきゅはオレの中側を歩きなさい。どうせ車に轢かれるならオレの方がいいからね。』 と言って、守ってくれます。



「泣いたカラスがもう笑った」 と、だりおにはよく言われますが、このときもそう(苦笑)。
先ほどの元カノからの電話でご機嫌ナナメになったきゅきゅが、ウソのよう。





『オレね、スピーチ頼まれてないのに、昨日から勝手に考えたよ。』 と、笑うだりお

「どんなの?“自分たちも来年結婚しますが、すごくラブラブです!自分たちに負けないくらいラブラブでいてください!”とか?」 と、冗談でいうと

『それ、言ってほしい?』 と、訊ねるだりお。

「うん!」 と力いっぱい答えるきゅきゅ(笑)

『オレは言うのかまわないよ。』 と、だりおは言ってくれましたが、ホントにそんなこと大勢の前で言ったらただの大バカっぷるだってことくらい、わたしだってわかるもん。

甘えたかったんだもん。





けれど、ふと疑問。

きゅきゅとだりおは、ラブラブなのでしょうか?


「わたしたち、ラブラブなのかな?」

『そりゃもうラブラブだよ!』 と、自信満々のだりお。

「普通くらいかな?」

『いや、普通のカップル以上のラブラブでしょう。

「そうかな?じゃぁ、まだちゅっちゅ期間?」

注:ちゅっちゅ期間とは…いつでもどこでもチュゥしたいラブラブ期間の事をいいます(だりお命名)。


『そうだね〜。それにしても、オレたち長いよね。』 と笑うだりお。



丸2年3ヶ月を迎えるカップルがいつまでも、ちゅっちゅ期間でいるのって長いのかしら?
ずっとずっと手をつないで歩いていきたいし、年をとってもチュウはしていたいけどなぁ。
目指すは、生涯現役ラブラブですよ(笑)。



ずっと手をつないで、ふわふわした気持ちで集合場所へ。
ここでだりおの友人、Tくん&Oくんと合流。
4人でパーティー会場へ向かいました。







会場はもう人でいっぱいでした。
70人くらいいたのかな。
男女比は半々くらい。

だりおの高校時代の部活の仲間もいます。
けれど、その中に女の子はいません。
まだ、元カノは来ていないみたい…。


幾分ホッとしながら、会費を払い、会場の中へ入りました。
きゅきゅも顔見知りのだりおの友人たちとポツポツしゃべりながら始まるのを待っていると、来ました。
元カノが…。



「久しぶり〜。」 と、言いながらだりおときゅきゅがいる部活仲間の元へやってきました。

「オウ!久しぶり。」 と、皆が、そして、だりおが答えます。



そして、新郎新婦が入場し、乾杯に。
わたしたちのいるグループも皆で、乾杯。

元カノはきゅきゅ以外の人たち全員と乾杯して飲みました。

「笑顔で笑顔で。」 と自分に言い聞かせ、皆の会話についていきます。
10分くらいその状態が続きました。

会話の空白期間があったとき、自分で彼女に話しかけました。



最近、ダイビングされてるんですか?

「ううん。皆を引っ張り込むだけ引っ張って、ぜんぜん潜ってないです。」 と彼女が答えてくれました。



それを聞いただりおが

『さっきから紹介するタイミングを計ってたんだけど、もう先に自己紹介しあってたんだ?』 と、ビックリしたように言いました。
(紹介するつもりなら、さっさとやってほしいものです(怒)。まったく。)

「ううん。まだしてないけど…」 と、きゅきゅが答えると

『××(元カノの名前)さんです。マネージャーだったんだよ。』 と教えてくれました。

会場に入ってきた瞬間わかったけどね。
アルバムでみた写真の中の彼女とほとんど変わっていなかったから。

『××、きゅきゅです。』 と、紹介してくれました。



「はじめまして。きゅきゅです。よろしくお願いします。」 とペコリ。

彼女も「××です。はじめまして。」 とペコリ。





その後、Oくんに彼女ができたと聞いて、二人がかりでOくんを質問攻めにしたりもしました。
元カノもきゅきゅも、お互いの名前を呼び合うことはなかったけれど…。


ブーケトスの際には、女性だけが集まるよう声がかかったので

「だりお、荷物もっててあげて。」 と、たくさんの荷物を抱えてた元カノを知らせると、きゅきゅのバッグとあわせてイスの上に置いてくれました。

「取りに行かないと。」 と元カノに言われふたりで前へ。



けれど

室内でブーケトスを行ったため、新婦が投げたブーケは勢いよく天井にぶつかりそのまま床へ…


そこに女の子たちが殺到し、きゅきゅと元カノはポカーンとそれを見ているだけ。
思わず顔を見合わせて苦笑してしまいました。





もっともっと動揺するかと思っていました。
会場に入ってきた彼女を見た瞬間は、たしかに動揺しました。

想像でしかないけれど、もしかしたら彼女もそうだったのかもしれません。



彼女はダイビングのインストラクターから、だりおときゅきゅがつきあっていることを聞いています。
ですから、彼女も会場に入ってきてだりおの横にいるきゅきゅを見てすぐに「彼女」だとわかったと思うんです。


彼女もきゅきゅとどう接したらよいのかわからなかったのだろうな、と思います。
きゅきゅだけ目に入らないような言動をしたのも、仕方なかったのだろうな、と。



だりおはずっときゅきゅの傍にいてくれました。
『オレがいないと、このお嬢さんは隅の方へ隅の方へと逃げて行っちゃうからね。』 と笑いながら。
だりおが傍にいてくれたことで、安心できていた部分もあるのでしょう。




パーティー中盤まできゅきゅはちゃんと笑顔でいられたんです。
そう中盤までは…






長くなってしまったので、つづく。

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