【『彼の好みの顔 〔前編〕のつづき』】



夕食は、きゅきゅ家近くの回転寿司へ。
混雑していたので、イスに座ってのんびり待ちます。
と、ヒマだったので雑誌コーナーにあったオシャレな女性誌を持ってきました。

この空き時間に、次回の髪型を決めようと思ったわけです。
ちょうど、新作の髪型特集が掲載されています。
各ページに20人ほどの女性が出ています。

「ね、だりお。わたしの次の髪型、どれがいいかな?このページでは、だりおはどの人の髪型が好き?」 と、訊いてみます。

『う〜ん…』 と、悩みつつ、だりおが選んだのはセミロングのパーマヘア。

「これって、前にわたしがしていたような髪形だよ。だりお、パーマ好きなの?」

『うん。』

「でも、前回美容院に行くときに、パーマかストレートどっちがいいかなーって相談したら、ストレートがいいって言ってたじゃん!」

『うん。』


なんで?!
はっ、もしや…

「…もしや、『お前なんかパーマ似合わねー!ぺっぺ。』ってことなの?!」


そうぐずると、慌てるだりお。
『ちがう!ちがう!』


じゃ、なんでなのかしら。
ホントにわかりませんぞ。



「ちなみに、髪型を選ぶんじゃなくて、だりおの好みの子を選ぶとしたらこの子でしょ。」 と、きゅきゅが指すと

『…あたり。』

ページをめくって、次の2ページ。
「このページではねー、この子。」

『アタリ!すげっ…』

さらにページをめくって、次の2ページ。
「このページではねー、うーん…この子とその子のどちらか。」

『あたり…この子。』



きゅきゅ、完全制覇。
どうよ。

「わたし、すごくなーい?!だりおの好みをばっちり理解してるんだもん。でね、今まで見てきた中で一番好きなのはこの子。」

『…アタリ。』



最初は笑って始めた、だりおの好み当てゲーム。
だりおの好みって一貫しすぎ。
ホントに好きなんだなぁ…。

きゅきゅの知ってる、だりおの元カノ2人とかぶってる。
色白とかはきゅきゅも該当してるけど、顔の雰囲気はだりおの好みとはまったくちがうってことが再認識されました。



だんだん悲しくなってきます。

「…三つ子の魂百までってホントだよね。だりお、こういうタイプがホントに好きなんだよ。わたし、ぜんぜんちがうよ。なんでわたしとつきあってるの?」 と、とうとう言ってしまいました。


急に落ち込んでしまったきゅきゅに、だりおはびっくり。

『きゅきゅが好みの顔じゃないなんて、そんなことない!』 と、一生懸命否定していましたが、最後には
顔なんてあまり意味ない。全部ひっくるめて好きなんだから。』 と言ってしまっただりお。

…それ、きゅきゅの顔が自分の好みじゃないって言ってるのと同じでは?!


だりおの好みの輪郭って、丸というかベース型というか、ほっぺがぷくっとした感じ。
モー娘。でいえば、紺野。

…きゅきゅは、顎が小さい卵型。
ぜんぜん違う…。



せっかくのだりおの言葉でしたが、復活できません。
それでも、せっかくの食事なので楽しく過ごしたい。
違う特集ページをめくり、読者が投稿した恋愛や仕事での和歌(川柳?)をだりおと読みつつ、笑顔になろうとするきゅきゅ。

すると、すぐにカウンター席に座れました。
一発目から、大トロやいわし、サーモンなどの大好物を注文するきゅきゅ。

パクパクと食べると、あら不思議。
すっかり復活してしまいました(苦笑)。
にこにこと笑顔。
『オレの好みなんて簡単だよ〜。きゅきゅに似た子を探してくればいいんだもん。』 という、だりおの言葉をすっかり受け入れてしまう現金さ。



あの落ち込みはおなかが減っていたからなのかな…?
どうやら、おなかが減っていると普段ならなんでもないことで落ち込んでいってしまうようです(笑)。
発見だー。


いや、笑ってはいられません。
だりおはいい迷惑だもんね。
ぐずちゃってゴメンナサイ。


笑顔で一日を締め括られてよかった♪


そうそう。
だりおくんは、本日も年賀状を忘れました!
切腹です。


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深雪さんへ

リンクありがとうございました。
お礼が遅くなり申し訳ありません。

深雪さんはもうプロポーズをされて
ご結婚準備中なんですね。
ご結婚準備の先輩として、楽しみに
読ませていただきますね♪

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