【「はじめて手をつないだとき?」のつづきです。】



今では、当たり前のように手をつなぐふたり。
つきあう前のお互いの好意を感じつつ、デートをしていた頃を思い出しました。

「ね、初めて手をつないだ日のこと覚えてる?」 と訊いてみました。

『えっ………』

ムムムッ。
その沈黙は、覚えてないな〜!

「ひどいひどーい。覚えてないんだ…」
『待って、待って。えぇ〜っと…』 と、焦りながらも必死に思い出そうとするだりお。



「…場所も思い出せない?」
『………うん。』
「東京ミレナリオだよ。」



約2年前の年末、おつきあいをする前にふたりでミレナリオを見に行きました。
東京駅に着くと、そこはもう人人人人人人……人だらけ。
だりおときゅきゅもその人の流れの中に入り込み、1時間以上かけてミレナリオの場所まで近づきました。

真冬の夜、19時過ぎ。
冷え性のきゅきゅには堪えられないくらいの寒さ。
コートを着て、皮の手袋をしていたのですがダメ。
末端冷え性のきゅきゅの指先は、氷のように…。

「寒いね〜。」 と、きゅきゅが言うと
『かして。』 と、だりおがきゅきゅの手に触れました。

このとき、初めて手をさわったんです。

『こうしたらあったかいよ。』 と、だりおはそのまま手を握ると、だりおのムートンのポケットにふたりの手を入れました。


きゅきゅはもうドキドキ。
ミレナリオを見終わるまで、そのまま手をつないでいました。




その当時のことを語っても、なかなか思い出せていないようなだりお。
なので、いろいろと情報をだしてみました。


「その日のだりおからのメールを覚えてるよ。」
『え、どんなんだった?』



「今日もありがとう。夕食のときから口数が少なくてごめんね。夕食のトムヤンクンが辛すぎて、しゃべれなくなりました…。あと、手をつなぎたかったのでつなぎました。イヤじゃなかったかな?」

意訳するとこんな感じの文面↑。


伝えると、だりお悶絶…


『ホント?それホントにオレ?!』 と、真っ赤な顔のだりお。
「うん。わたしはだりおの口数が少ないとかまったく気づいていなかったんだけど、だりおはすごく気にしていたみたい(笑)。」

穴を〜…穴を〜…オレが入る穴を誰かくれ……』 と、つぶやくだりお。

『手をつなぎたかったからつなぎました……ってオレ…あぁ、ホントに恥ずかしい…。』 

その後、なかなかだりおは復活できませんでした。




ふふふっ。
わたしはそのメールをもらって、嬉しかったけどな。

過去に、デートに誘われていきなり手を握られたりしたらゾゾッと寒気がしたことだってあったもん。
でも、だりおだけは別。
手を握られたとき、まったくそういう負の感情はわいてこなかった。
だから、「この人は特別だ!」って思ったんだもん。

わたしは絶対に忘れないと思うな。
この記憶。
ちょっぴりビックリしたけれど、嬉しくもあった甘酸っぱい気持ち。




電車男に負けず劣らず、皆ステキなドキドキを味わっているんだよね。
そのときの感情っていうのは、ホントにその一瞬一瞬しか味わえないもののはず。
だから、その淡い感情がつづられている『電車男』が流行っているんだろうな。






お散歩から帰ると、だりお家特製の水炊き♪
皆でおいしくいただき、夕食後はワンちゃんの誕生日会。

初めての犬用ケーキでしたが、パクパクパクっと二口で食べられてしまいました。
だりおからのオモチャも、さっそく分解されてしまいました…(苦笑)。
残念。




今日もステキな休日でした。

今日の出来事や、散歩の途中で思い出した甘酸っぱい気持ち。
そういうすべてをこれからもずっと覚えていられますように…。



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キラさん

リンクありがとうございます。
日記を読ませていただくのが楽しみです。

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