だりおには、わたしだけの特権があります。



だりおの髪をさわれること。



ふつうのカップルなら当たり前のことかもしれません。



けれど、わたしたちにとってはなかなかすごいことなのです。






つきあいだして間もない頃、だりおの部屋でゴロゴロしていました。
頭を撫でられる(髪をさわられる)のが好きなきゅきゅは、だりおにもしてあげようと頭をなでました。

なでなでなでなで…


すると、だりおが
『すごい…。やっぱり、きゅきゅはオレにとって特別なんだ…。』 と、つぶやきます。

「どうして?」 と訊ねると

『オレ、髪の毛さわられるのホントに嫌いなんだ。親でもいやだ。誰にも、絶対さわらせないんだよ。』



えぇぇ?!
今、散々なでまわしてましたが…。




「ウソっ!ごめんね。知らなかった。いっぱいさわっちゃった…ごめんね。」 と、謝ると

『ううん。きゅきゅに今、さわられてもイヤじゃなかったんだよ。だから、きゅきゅは特別なんだってしみじみと思ってた。』

「…ホント?ホントにイヤじゃない?ガマンしてない?やだったら、もうさわらないから。」 と言っても

『ホントにきゅきゅだけはイヤじゃないよ。さわってもいいよ。』 と、言ってくれました。




なので、きゅきゅの特権は、「だりおの髪をさわれること」。




あなただけが特別  って、うれしいな。

わたしにも【だりおだけの特権】があるよ。


つきあうってそういうことなんだね。
自分にとって特別な人が、自分のこともそう思ってくれる。
すごいな。

奇跡だと思う。

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