男の株を下げる女 - 後編 -
2004年9月5日 恋愛*「男の株を下げる女」のつづきです *
だりお家に急いで戻り、シャワーを借りて温まりましたが、しっかり風邪をひいた模様…。
だりおとお気に入りのお寿司屋さんに夕飯を食べに行った帰りの車の中で、バーベキューの話しになりました。
『オレ、意外だったでしょ?率先してお肉焼いたりしてて。』
「うん。料理するくらいなら餓死するって言ってるくらいなのにね。ビックリしたよ。」
『ふっふっふ。ちょっと家庭的だったよね。』
『でも、きゅきゅも意外だった。オレ、きゅきゅがバーベキューに来ても独り交わらないで、シートの隅とかに座って本を読んでて、オレが「きゅきゅお肉食べなさい。」って持ってくんじゃないかって思ってたもん。』
なんじゃ、それ。
うーん。でも否定はできないなぁ。
人見知りするし、試合応援でもあえて人のいない応援席に座って見てたりするから。
「たしかに。でもね、私にはポリシーがあるの。【男の株を下げる女にはならない!】ってね。」
『なにそれ?』
きゅきゅがこう思ったのにはわけには色々あります。
その1つがこれ。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++
きゅきゅとだりおが新人だった昔々…
所属部署で親睦を深めるためのバーベキューがありました。
休日に、キャンプ場で行ったんです。
もちろん新人のきゅきゅたちは朝早くから集合して、食材を切ったり火を起こしたりと準備万端。
そこには社員のご家族の方達も見えられていました。
奥様やお子さん。
当時、出世を争っている主任2人がいました。
その2人の奥様もこられました。
けれど、奥様の行動はまったく違っていました。
A課長の奥様 - 焼いたり洗ったりしている新人を手伝ってくれる。
B課長の奥様 - 一切手伝わない。食べ続けているだけ。
もちろん、新人達はA課長の奥様はなんていい人なんだ!と皆が思いました。
それに比べてB課長の奥様って……。
課長と奥様は違う人格だってわかっています。
それでも、やっぱりA課長の奥様みたいな人を選んだA課長の信頼度はあがりました。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++
説明すると、だりおも頷いていました。
「そういうわけなの。だからね、頑張ってみました♪」
『うん。頑張りました。』
今日来ていた他の女の子達について、ふたりの感想。
『あの女医、うざい…うるさすぎ…』
「でもさ、人見知りしないし、全員に回って声かけてたのはえらいと思うなぁ。わたしが人見知りするだけに。」
まぁ、ほとんど手伝っていなかったのと、お酒の強要はマイナスかもしれないけど。
でも、ああいう風に場を盛り上げてくれるような人は必要だと思うし。
『きゅきゅさ、あのギャルみたいなタイプ嫌いでしょ?』
「えぇぇぇ〜!ばれた?そんな態度に出てた?」
『いや、オレもムカついてたから。』
「うん。状況判断しろよ!って思ってた。」
『うちのチームに関係ないやつをなんで呼ぶんだろ。それであの態度だし。』
まぁ、これはきゅきゅとだりおの視点だから、絶対ではありません。
出席してた他の人たちから見たら、
「きゅきゅさんって暗い。ノリが悪い。」 って、思われてるかもしれないもんね。
でもまぁ、だりおときゅきゅの価値観は似ているようなので安心です。
「今日のわたしは何点?」 と、訊ねると
『90点かな。』 と、だりお。
とりあえずだりおからは90点をもらえたのでOKかな♪
マイナス10点は、「シートを独り黙々と拭いていたから」だそうです。
きゅきゅ自身は、汚れが落ちていくのが楽しくて、なんとも思わずやっていたのですが…
やはり、他の人から見ると、輪から外れて独り苛められているかのようだったそうです。
『姑にいびられている嫁って感じだったよ〜(笑)。』
姑は女医さんで、嫁がきゅきゅ?
だりおは、きゅきゅがそういった地味な作業を楽しんでやることを知っているのでなんとも思わなかったそうですが。
それでも暗い子だったので、マイナス10点。
残念。
むむん。
だりお家に急いで戻り、シャワーを借りて温まりましたが、しっかり風邪をひいた模様…。
だりおとお気に入りのお寿司屋さんに夕飯を食べに行った帰りの車の中で、バーベキューの話しになりました。
『オレ、意外だったでしょ?率先してお肉焼いたりしてて。』
「うん。料理するくらいなら餓死するって言ってるくらいなのにね。ビックリしたよ。」
『ふっふっふ。ちょっと家庭的だったよね。』
『でも、きゅきゅも意外だった。オレ、きゅきゅがバーベキューに来ても独り交わらないで、シートの隅とかに座って本を読んでて、オレが「きゅきゅお肉食べなさい。」って持ってくんじゃないかって思ってたもん。』
なんじゃ、それ。
うーん。でも否定はできないなぁ。
人見知りするし、試合応援でもあえて人のいない応援席に座って見てたりするから。
「たしかに。でもね、私にはポリシーがあるの。【男の株を下げる女にはならない!】ってね。」
『なにそれ?』
きゅきゅがこう思ったのにはわけには色々あります。
その1つがこれ。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++
きゅきゅとだりおが新人だった昔々…
所属部署で親睦を深めるためのバーベキューがありました。
休日に、キャンプ場で行ったんです。
もちろん新人のきゅきゅたちは朝早くから集合して、食材を切ったり火を起こしたりと準備万端。
そこには社員のご家族の方達も見えられていました。
奥様やお子さん。
当時、出世を争っている主任2人がいました。
その2人の奥様もこられました。
けれど、奥様の行動はまったく違っていました。
A課長の奥様 - 焼いたり洗ったりしている新人を手伝ってくれる。
B課長の奥様 - 一切手伝わない。食べ続けているだけ。
もちろん、新人達はA課長の奥様はなんていい人なんだ!と皆が思いました。
それに比べてB課長の奥様って……。
課長と奥様は違う人格だってわかっています。
それでも、やっぱりA課長の奥様みたいな人を選んだA課長の信頼度はあがりました。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++
説明すると、だりおも頷いていました。
「そういうわけなの。だからね、頑張ってみました♪」
『うん。頑張りました。』
今日来ていた他の女の子達について、ふたりの感想。
『あの女医、うざい…うるさすぎ…』
「でもさ、人見知りしないし、全員に回って声かけてたのはえらいと思うなぁ。わたしが人見知りするだけに。」
まぁ、ほとんど手伝っていなかったのと、お酒の強要はマイナスかもしれないけど。
でも、ああいう風に場を盛り上げてくれるような人は必要だと思うし。
『きゅきゅさ、あのギャルみたいなタイプ嫌いでしょ?』
「えぇぇぇ〜!ばれた?そんな態度に出てた?」
『いや、オレもムカついてたから。』
「うん。状況判断しろよ!って思ってた。」
『うちのチームに関係ないやつをなんで呼ぶんだろ。それであの態度だし。』
まぁ、これはきゅきゅとだりおの視点だから、絶対ではありません。
出席してた他の人たちから見たら、
「きゅきゅさんって暗い。ノリが悪い。」 って、思われてるかもしれないもんね。
でもまぁ、だりおときゅきゅの価値観は似ているようなので安心です。
「今日のわたしは何点?」 と、訊ねると
『90点かな。』 と、だりお。
とりあえずだりおからは90点をもらえたのでOKかな♪
マイナス10点は、「シートを独り黙々と拭いていたから」だそうです。
きゅきゅ自身は、汚れが落ちていくのが楽しくて、なんとも思わずやっていたのですが…
やはり、他の人から見ると、輪から外れて独り苛められているかのようだったそうです。
『姑にいびられている嫁って感じだったよ〜(笑)。』
姑は女医さんで、嫁がきゅきゅ?
だりおは、きゅきゅがそういった地味な作業を楽しんでやることを知っているのでなんとも思わなかったそうですが。
それでも暗い子だったので、マイナス10点。
残念。
むむん。
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