自分への甘さ

2004年3月26日 恋愛
先週末、だりおとだりお弟との3人で犬のお散歩に行った時のこと。
弟くんが
「きゅきゅさん、聞いてくださいよ〜。」 と言うのでお話しを聞きました。

+++++++ だりお弟のお話 +++++++

その日の午前中、弟くん(大学生)は、とある用事があり外出していました。
用事も無事済み、家に帰ろうとするとそこから出ている無料バスが2時間後までない。
電車はあるが、 無駄な出費は避けたい。

そこには、たまたま知り合いの女の子がいました。
その女の子は自転車で来ていたので、弟くんは交渉しました。

「自分がこいで行くから、二人乗りして行こうよ。そしたらオレは電車代かからないし、おまえは疲れないし一石二鳥じゃん。それとバイトに行くんだったら、賞味期限が切れた弁当3つくらいくれよ〜。」 と。

そして、弟くんは女の子を後ろに乗せて自転車をこぎ、お弁当を3つゲットしたそうです。
(ちなみに、その女の子のバイト先はコンビニだったそう。)

最近、節約に励んでいる弟くんは、節約のために頑張った自分を報告しようと、彼女に電話しました。
「聞いてよ。オレさ、今日1,200円くらい節約したんだぜ!」 と。

…結果
「なんで他の女と二人乗りするのよー?!」 と彼女。
そして喧嘩になってしまったそう。

+++++++ 以上 +++++++

弟くんは、納得がいかないらしいの。
お互いに節約しようね、と言って頑張ってるのにどうして二人乗りくらいで怒るんだって。

きゅきゅはもちろん彼女と同じ気持ち。
1,200円のためにそんなことするなら、私が1,200円だすよ!って思っちゃう。
なので
「私も彼女と同じ様に思うな。やっぱりさ、自分がやられて嫌なことは、やっちゃダメだよ〜。」 と言いました。


今回の件が、彼女に起こっていたとしたら


******* 彼女バージョン *******

出先で、知り合いの男性に会う。
帰りに、「一緒に食事して帰らない?車で来てるから送るし。」と言われる。

「電車賃浮くし、奢ってもらえるなら食事代も浮く。ラッキー♪節約だからいいよね!」
と彼女は思い、男性の車に乗り込む。

******* 以上 *******

ってな感じだよね。
やっぱり自分の彼女に、そんな話しを聞くのはイヤでしょう。

だりおは、気持ちの上では弟くんに近いらしい。「別にいいじゃん。」って思うみたい。
でも、だりおはそういうことをすると、自分に浮気の気持ちがなくてもわたしを嫌な気持ちにさせてしまうってわかってるのね。
だから、今回も
『女の子はそういうの受け入れられないんだよ。』 などとアドバイスしてた。


「自分がされて嫌な事は、他人に対してもしない」 そういう風にいうのは簡単だけど、実践って難しいよね。
自分に置き換えると、人間ってやっぱり自分に甘くなっちゃう。
自分に都合のいいように逃げ道をつくって、正当化しちゃうんだよね。

弟くんは無事仲直りしたみたい。
でもね、今回の事をちゃんと覚えておいてね。
もう二度としないようにね。



したり顔でアドバイスしていたあなたのお兄ちゃん。
ホントは同じような事をしでかしてたんだよ。
付き合って1ヶ月もたたないときに。

そのとき、わたしは別れを考えたの。
だって、おつきあいを始めた日に
『きゅきゅが嫌だと思う事は絶対にしない。車に女性を乗せたりしない。約束する。』
そう言ってのに。
一月も経たないうちになに?!って思ったの。

だりおが好きだった事。
本人に悪気がなかった事。
もう2度としないと誓った事。

そういう気持ちをくんで、お付き合いを続けることにしました。
あの時、だりおは泣いてた。
それ以来だりおが泣いてるところなんて見たことない(映画は別だけど…)。

お兄ちゃんはそこで気づきました。
小さな失敗はしてしまうけれど、指摘すると理解はしているみたい。
同じ過ちは繰り返さない。

弟くん、あなたも彼女の事を思いやれる男性になってね。

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